お別れ

訪問美容のご利用者様がお二人ご逝去され、昨日は弔問させていただき、本日はお通夜に参列させていただきました。2日間、涙なみだです(´;ω;`)
お一人は、5年ほどカットさせていただいていました。
あまりお話をされる方ではなかったですが、どの様にされたいのか意志が分かりやすく、ご家族様とともに協力して訪問美容を行っていました。とても、良くしていただいていたので、弔問させていただき、今まで聞けていなかったお話やこの1か月ほどのお話を聞かせて頂き、まだ5年、10年一緒に居られると思っていたとのことで、ご一緒に涙です。
もうお一方は、一度だけカットをさせていただきました。なので、お通夜に行かせていただいても、良いものなのか迷いましたが、カット中のご家族様の『愛』がものすごく、私も携わらせていただいて、どうしてももう一度お会いしたく、伺わせていただきました。
こういうと不謹慎なことが、あるかもしれないですが、
『誰かとお別れをすることは、自分の器を大きくする。』と感じた2日間でした。お一人目のお宅は、ベッド等がなくなっており、静かな雰囲気になられていて、そこで気づいたのは、『介護中に悲壮感はなかったのだ。』と。外側から見させていただくと、とても大変そうだと思っていたのですが、雰囲気がとっても明るかったなと思いました。本日も、お通夜という雰囲気ではなくて、明るくお見送りされている感じがして、『ご家族様すごい』です。今回、『愛が形で直接見える様でした。』お二人とも1か月前くらいにカットをさせて頂けていたので、ご家族様から『お陰様で髪の毛も綺麗で逝くことができました。』と言っていただけて、お役に立てたと感じ、ご挨拶にも行けて、訪問美容を全うしたと思えました。参列された方にも、安心をお届けできたかなと思っています。
故人様が命がけで、残された私たちに何かを教えてくださっていると分かった2日間でした。
この、素晴らしい気づきを忘れずにこれから残りの人生をいきて、更に学んで人として大きくなろうと思いました。心よりご冥福をお祈りいたします。